2005.10.1
惚けへの恐怖(W)



                                                                                                                                 増田 次郎

ここまで三回にわたり惚けることへの恐怖について、私の個人的な経験と考察をお伝えしました。

まとめを書き直そうと、あらためて「認知症の予防と治療」をインターネットで検索してみましたところ、

夥しい情報が出てきたのに驚かされました。とても全部読めるような量ではありません。

皆様も関心がおありでしたら一度検索してご覧になることをお勧めします。


これらをちらりと眺めてみただけで、「こうすれば惚けない」「こうすれば惚けが治る」というようなうまい

話はなさそうだと思いました。ただこのようなテーマに関心を持ち、情報を検索してそこから自分なりの結論

を導こうとなさる方は、惚けから最も縁の遠い方だろうなと思いました。

私のような門外漢が下手な文章でごちゃごちゃ書いたものを、ここまで読んで下さった方は、惚ける心配の絶

対にない方ではないかと思います。



最後はこういう結論です。

人生を前向きに生きましょう。

頭脳を酷使しましょう。

好奇心を常に持ちましょう。

絶対に惚けないぞと自信を持ちましょう。

苦しいこと、悲しいこと、腹の立つこと、全ての嫌なことを笑い飛ばしましょう。



そしてどうぞこのサイトの「そよ風さん」で読後感なり、私の提言に対する反駁なりを書き込んで下さい。

そんなことがあるとかないとか、侃々諤々の議論を交わすことは、あなたにとっても私にとっても最良の惚け

防止策になるのではないかと思います。



三回で終わるつもりでいましたが、蛇足を付け加えてしまいました。

いつの日か私のエッセイが掲載されなくなったら、

サイトの管理者である原
慶子さんから掲載されなくなった理由が発表されると思います。

その理由が「惚けて何も書けなくなった」ということだったら「いろいろご託を並べていたが、あの野郎も

とうとう惚けたか。ざまみやがれ」とお笑い下さい。

「死んだ」ということだったら、「あの野郎うまい死に方をしたな。天国が入れてくれないから地獄に行って、

鬼どもを笑わせていることだろう」とお笑い下さい。

私はうまい死に方をするため、駄文を書かせて頂いています。



今回はこれでおしまいです。

埒もない話に長い間お付き合い下さって有り難うございました。

いつになるかわかりませんが、新発見がありましたらまた書かせて頂きます。
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