2004.12.20
老人と健康


                                                                                                         増田　次郎

いよいよ押し詰まりました。

年の暮れになると、今年もどうやら無事に過ぎたかと、柄にもなく感慨にふけるこの

ごろです。 年が明けると2005年。若いころは21世紀をこの目で見られるとは、

思ってもいませんでした。意外に長生きをしたものだと思っています。

さて手術から１年経過して、ようやくほぼ元通りになったような気がします。

手術そのものの影響もありましたが、今にして思えば手術前後の運動不足による筋力

退化もかなりきいていたようです。

先日来、頭（心）の健康のことをいろいろ書きましたが、ここではこの１年に身体の

健康維持のため心がけていることを、ご参考までに書かせて頂きます。

もちろん心の健康によいことは、肉体の健康にも有益だと思います。

また私に効果があるから誰にでも同じように効果があるとは限りませんので、あらか

じめお断りしておきます。

第一は鍼治療とマッサージです。

毎週３回私の部屋に先生が来て下さって、治療を受けています。

月曜と金曜は藤田先生（男性）に鍼治療を受けています。

この先生は２ヶ所以上のツボに鍼を打って、ここに電流を流します。

この電流の波形を変え、身体の内部から治療をするのです。

何せ体内に電気を流すのですから、かなりの衝撃があり決して楽ではありません。

しかし長年痛くて動かせなかった首が痛まなくなり、動くようになりました。

（ただし当たり前ですが、治療を受けても金回りは全く改善しておりません）

また水曜は宮田先生（美貌のご婦人です）からマッサージの治療を受けています。

体内の血液循環が改善されているようで、全身がリラックスしていることが実感され

ます。ご婦人ですが、指先に力を入れられますので、イテ-----テと悲鳴が上がります。

美女にツボを押さえられ、苦痛に顔をゆがめ涎を垂らしているので見た方から

あいつは変な趣味があるのではないかと誤解を招きそうです。

こういう治療は１日おきに受けるのがよいということで、私の健康は両先生のお陰で

かなり改善しているようです。

シルバーヴィラ向山にはいろいろな先生がお見えになっており、自室で手軽に治療を

受けられるのもここに住むメリットの一つだと思います。

第二はサプリメントです。

サプリメントの種類は非常に多く、文字通り玉石混淆であろうと思っていますが、

私の常用しているものはかなり効果があるように思います。

ここ半年余り続けているのは、ニッスイ（日本水産）が製造している「海の元気」

ＥＰＡです。　このサプリメントは青魚から抽出した魚油が原料だそうで、青魚が

苦手の私には適しているように思い、食べ始めました。

効能として血液がサラサラになると書いてありますが、私の場合血圧が正常値になり

ました。当分は使用を続けるつもりです。

最近使い始めたのは、マナテック社の製品です。

北海道の友人から勧められて食べ始めましたが、私には効果があるようです。

先日見本市に行きましたとき、会場内をかなりの距離歩いたのに、全くといってよい

ほど疲れを感じませんでした。

この製品は要するに炭水化物らしいのですが、詳しいことはわかりません。

何分使い始めてからやっと１ヶ月を越した程度なので、まだ効果があると断言するほど

の自信がありません。

第三は散歩です。

これは余りにも当たり前なので、詳しくご説明は致しません。

息が切れるくらいの速歩でないと効果がないとよくいわれますが、私はとてもそんな

スピードでは歩けません。

速く歩いて転んだら一大事。

私の程度のスピードでも足のふくらはぎが痛くなりますから、一応効果はあるのでしょう。

最後はユーモアと気力です。

笑うことは大変健康によいようです。

私は下らない冗談をいつも飛ばしています。

周囲の人々（最大の被害者？は、わが島先輩を筆頭に岩城祐子先生などシルバーヴィラ

向山の人々です）を笑わせて、自分もげらげら笑っています。

笑えば天国です。笑う門には福来たるです。

皆さんがご覧になるとあいつはバカじゃなかろうかと思われるでしょうが、これは大変

健康に有益だと思っています。

そして気力がなくなると、身体もダメになります。

何が何でも健康でいようと思わなければ、健康でいられるわけがありません。

こんなことが私の健康の原動力でしょうか。

では皆様来年もお元気で私のくだらない話をご愛読下さいますよう、

隅から隅までズーイとお願い申し上げ奉ります。                             目次へ