2011.12.3
腰痛、膝痛、腹痛、風邪疲れ


9月は腰痛で大事をとり、10月は膝痛で容易ならず、11月に入ってようやくと思いきや風邪を引きこんだ。

医者にかかる度に老人度が増して行く気になる。

たとえば内科、

「あれっ、風邪をひいちゃったんだ」「お薬飲めばだいじょうぶだよ」医者がこどもに話すように語りかけてくる。

ずっけんどうにされるのも嫌だが、変に丁寧だと気色悪い。

整形外科では

「今度はどこが痛いですか?」とこちらを見る。この“今度は”ってのが気に入らない。

手だ、足だ、首だ、腰だ、そりゃあ、あっちこっちに痛みの前科はあるが…。

それにしても、膝に水が溜まったのにはまいった。

腰の痛みが引いたころ、腰をかばって歩いたためか左足の膝が少し痛くなった。曲げると違和感がある。

たまたまテレビで膝の痛みを取る運動法を放送していた。(風呂に入った時、浴槽内で屈伸をするというもの)

なるほど、これはいい考えと、さっそく入浴時に試しみた。曲げても痛みはない。よく曲がる。

これはいいと、3日間続けた。そうしたら、膝がみるみるうちに腫れて来た。膝に水が溜まったのだ。

痛いのなんのって、立ち上がれないどころか、ズキズキ激しく痛み腫れあがった。

とにかく痛い時の運動は禁物だ。湿布、湿布また湿布で少し収まった。後は鍼灸通いと用心療法で進行中。

膝の水が引いて、膝小僧の形が出て来たときはうれしくて、うれしくて、思わず膝小僧に“可愛い”と語りかけ、

その膝小僧を見てほほ笑んで、そしてその左足の膝小僧を愛おしくなでてしまった。

まだまだ治療中、目標は正座が出来るようになること! これって、れっきとした老人入門かも?


「お大事ね、無理しちゃだめだよ」。こどもに諭すような医者の声が聞こえて来る気がする。

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