2005.8月15日
数には数を
小泉さん、郵政民営化が参院で否決され衆院解散を宣言。
オレに付いて来ないやつは斬ると息をまき、
ガリレオの言葉を借りて「それでも地球は動く」と大見得を切る。
5年前、新政権に国民は期待した。
この若きリーダー、気合充分、行動力はあるものの、外交ペケ、国政イマイチ。
「人事が悪い!」テレビに向って怒鳴る亭主。
「小泉、いいやつなんだけどな。修行して出直して来い!」と野次を飛ばす。
とにかく「人事が下手!」と亭主はご立腹なのだ。
良き参謀がいれば、もうちょっと違ったのではないかとの意見に、おばさんもうなずく。
「ピンポーン、○○でーす。」
インターホン越しの声は、紛れも無く選挙になると訪れる公明党応援団の彼女。
開口一番、「郵政民営化賛成でーす」。
今度の選挙は大変と、いつもの台詞が飛び出す。
「とにかく、お宅は有権者が多いでしょ。いち早くお願いに来たワケ」。
○○さんの後ろに控えるもう一人の彼女も毎度お馴染み選挙時来訪ウーマン。
「小泉さん、応援してよ」と甲高い声で話し始めた。
政治にそれほど関心なし。それでも、軽く政治論を展開し始める。
マズイ、亭主が出てきたら面倒になる。
郵政民営化、改革すべきとも時期尚早なりという亭主。
まずは社会保険、年金問題が先決と吠える亭主がドアの向こうに居る。
ここで現れたら説教が始まる。始まったら熱が入る。熱が入れば止まらない。
答えられない、分からない、彼女たちの困り顔が思い浮かぶ。
ここは早々に返すのが一番と、
「わかった、わかった。今、来客中だから」とお引取り願った。
小泉さん、古い体制をぶっ壊してやる意気込みはいいのだが、ぶっ壊せないのが数合わせ。
民主主義、数が物言う政治社会。まずは選挙投票数。国民は数を持って示すべし。
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