2003. 5月14日
オカマの意見‥?



5月のショーウィンドウは初夏を思わせる装い。

年々軽い素材が登場し女心をくすぐる。

<今年の布の色彩は、手触りは‥>と店内に入った。

鮮やかな色を見ていたおばさんに「これがオススメ」と地味色を勧めてくる店員。

色ものは飽きるし、コーディネートは白、黒、ベージュが基本と彼女。

「テレビでね、三輪明宏が言っていたの。年取ったら明るい色を着なさいって。

きれいな明るい色を着ると元気がでるんだって」。

おばさんの話しに

「それって、オカマの意見じゃないですか。あの人オカマじゃなかったっけ‥。だいたいあの人

のファッションて変じゃないですか」と店員は膨れた。


年取ったら上品でシックな色がいいという店員の話しも分る。

色からエネルギーをもらえと言う三輪明宏の話しにも一理ある。

だけど、いくら既成概念からの脱却とは言え彼のファッションには首をひねってしまう。

何だかんだ言っても結局のところ自分色から脱却できないおばさん。


5月の連休は、電磁波よけと称する白長靴、白ズボン、白い上着の白装束集団がニュースに登場

。ミーハーおばさん、このニュースを追いかけた。

白じゃ汚れが目立つから洗濯も大変だろうとおばさんは考えてしまうところ、

オカマのピーコが「白は白でもいいけれど、スカートとか、いろんなデザインでもっとファッシ

ョナブルにしたらいいのに‥」と一味違ったコメントを出す。

女性受けするオカマのピーコは並のおじさんファッション。


どんな意見も選択採用。

とにかく本質は見方、考え方にあり。
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