2003. 4月8日
後は亭主の腕次第?


「前も走れないのか!」亭主の怒鳴り声。ダメダメダメとダメまくる。

「本を読め」「イメージしろ」

亭主の買ってくれた本は読んだ。読んだからってそう力がつくもんじゃない。

若葉マークのおばさん、自信はなけれどやけに自信喪失。

「やってみろ!」「やめろ!」

<怒鳴りゃいいってもんじゃない>とは思っても、調教中の我が身では亭主には逆らえない。

「へたっぴ!」

ここはじっと我慢のおばさん。


バックに車庫入れ、アクセル調子がままならぬ。

車庫入れで勢いあまってガツンとやった。

こんだけぶつかりゃどうなるのと思いきや<以外に車って丈夫なんだ>これが実感。


超デリケートな亭主はこんなおばさんが気に入らない。

乗るな、直せ、自分で払え!と亭主。

「まだ直さなくても‥」と車屋は言うがスパルタ亭主は許さない。

直して払って幾分“慎重”になったおばさん。

車庫入れに多少慣れたおばさん、一発でうまい位置をねらった。案の定ガツン。

急いでガソリンスタンドへ走り応急手当。なのに傷は深く、車はまたもやご入院。

こう修理が多くては、財布の中身がたまらない。

高い月謝で“慎重”をお勉強。‥とすると、これが亭主のカリキュラム?

さては有難いと思うべきなのか‥。


若葉マークの仲間たちの話しには、決まって夫が登場する。

車の中で毎回大喧嘩やったとは若葉の大先輩。

「若葉が付いてるうちに頑張って乗れって」と経験至上主義型。

「今だ、行け!」亭主の言葉に必死にアクセルを踏み高速に入るという二人三脚型。

運転中、助手席のご主人がサイドブレーキを、握りしめていたというおもいやり型には、

思わずおばさん胸がキュン。

それぞれ亭主の型は違えど気持ちは心配につきるのかも。


耐えるか、怒鳴るか、おだてるか、亭主の調教次第で花も咲く。

若葉で止めるか続けるか、それは財布次第、腕次第。             目次へ