リングアウトを考える
バーチャファイターというゲームを語る時に、忘れてはならないのがリングアウトというシステム。この独特と言うことも出来るシステムは、このシリーズ通していろいろ議論を呼びました。僕なりの意見ではありますが、たまには真面目に考えてみましょう。
其之一 良いか悪いか
まずいきなりではありますが、この問題についてです。
このゲームも既に3作目。リメイク版を数えれば5作目です。その全ての作品において
リングアウトは存在している。つまり、このゲームに必要であるという事だと考えます。確かに最初からリングアウトだけを狙うスタイルは対戦していて気分の良いものではありません。しかし、昔から地元での主流は勝つためのプレー。これはどこでも一緒だと思いますが。しかもVF3bになって、その傾向がより一層強くなりました。リングアウト勝ちでも勝ちは勝ち。価値は変わりません。VF2のときにあれほど騒がれておいて、無くなっていないと言うことは必要なのでしょう。ということは決して悪いことではないはずです。結論:悪くはない
根拠:存在しているから
其之二 VF3に於いてのリングアウト
リングアウトは
3作目にして大きく変化しました。今まで必ず強要されていたリングアウトが、強要されなくなった。つまり、選べるようになりました。具体的には、対戦時、(店の設定にもよりますが)リングアウトをしたくなければリングアウトの無いステージを選べる。逆に言えば、リングアウトの存在するステージを選んだ場合、リングアウトで勝敗が決定することは承知の上だと思われてしかるべきであると言うことです。それでは乱入される側はというと、受けて立つ以上、文句は言えないでしょう。対戦台と言うのはそもそも対戦するためのものですし、そこで乱入されて文句言うのもどうかと。確かに最近はVF3tbは殆どが対戦台ですが。少なくとも乱入する側がステージ選択可能な台でいわゆる砂漠以外を選んだ場合、リングアウト負けしても文句は言えないと言うことです。結論:少なくともVF3以降は乱入者は文句は言えない。
理由:
VF3以降、リングアウトが嫌ならば砂漠を選べ。其之三 リングアウトの存在価値
では、普段批難されることが多いリングアウト。良い所を探してみましょう。
1:リングサイドでの攻防が面白い。
落ちるか落とされるかの駆け引きが面白い
ですね。相手の反対側に抜ける方法は沢山あるし、孤延落の様に相手を反対側に投げる技もあるし。2:一発逆転の可能性を秘めている。
リングアウトしたら、どんなに体力が残っていても負け。つまり、一発逆転です。
特にtbの場合、前のラウンドのダメージをある程度引きずるので、「こいつのこのキャラにこの体力じゃ無理だよ」という時などでも勝つ可能性がある。勝っている側としても油断は出来ません。それにリングアウトさせるのもテクニックが必要ですし。なぜならせっぱ詰まった試合で自ら落ちる人はいないでしょう。(^^;と、このように、考え方を一つ代えれば
リングアウトは対戦を面白くしてくれるスパイスになります。対戦で相手が落ちそうになるとバックダッシュをする人がいます。確かに気持ちは嬉しいけれども、リングサイドの攻防も楽しんで欲しいと思います。
でも落ちて負けるのは誰でも嫌ですから(というより、負けるのが。)まず
リングアウトしないために、起き上がりの方向だけでもきちっと自分で入力出来るようにしましょう。また、あんまり露骨に落としに行くとさすがに相手が怒るかも。(^^;
喧嘩にならない程度にしましょう。物には限度がというやつです。
最後に。
リングアウトがルールとして存在する限り、決して良くは無いかもしれないけれど悪い分けではありません。
相手もリングアウトする可能性がある分けだし、可能性的には同じはず。上手く使いこなして下さい。皆さんはリングアウトについてどう考えますか?ご意見ご感想をお待ちしております。
かずのこ