得 点 / 役 一 覧 |
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−−− 得点の入り方 −−− こいこいは、「役」、「揃い」、「上乗せ」によって得点が入ります。 「役」、「揃い」、「上乗せ」が成立した時点で、そのプレイヤーが「やめ!」を宣言すると、そこでプレイが終了し、そのプレイヤーの勝ちになります。 そのプレイヤーが「こい!」を宣言すると、プレイが継続されます。 最終的に「やめ!」を宣言したプレイヤーの合計得点(その時点で成立しているすべての「役」、「揃い」、「上乗せ」の得点) が勝ち点として負けプレイヤーから得点をもらえます。 なお、最後までプレイして終了した場合は、以下のパターンがあります。 −両方のプレイヤー共に「役」、「揃い」、「上乗せ」が一切できないまま終了した場合 この場合、「親ケン」と言う「役」になり、親が勝ちとなります。 −「こい!」をした後に、次に「役」、「揃い」、「上乗せ」が成立せずに、終了した場合 合計得点(終了時点で成立しているすべての「役」、「揃い」、「上乗せ」の得点)が大きい方が勝ちとなり、 「やめ!」と同じく勝ちプレイヤーの合計得点(その時点で成立しているすべての「役」、「揃い」、「上乗せ」の得点) が勝ち点として負けプレイヤーから得点をもらえます。(同点であった場合は、親の勝ちとなります。) また、札を配った時点で、手札に4枚同じ月の札がある場合は、「手四」と言う「役」になり、戦わずして「手四」が発生した側が勝ちとなります。 −−− 「役」、「揃い」、「上乗せ」 −−− 「役」、「揃い」を合せて「役」と言っている場合もありますが、多少特性が異なりますので、言葉を使い分けています。 特に「揃い」より「役」の方が数段喜びが大きいので、言葉を分けています。 例えば会話においても「役狙いをする」とか「今日は役の出来が悪い」とか言うときは、 「揃い」を含めていない「役」のことを意図しています。 「役」 特定の札の組み合わせで、揃いより遥かに高い得点がもらえます。 「揃い」 カス(カス札10枚)、タン(短冊札5枚)、タネ(種札5枚)は「揃い」と言います。 この「揃い」も「役」と言う場合もあるみたいですが、例えば、 「カスの役が出来た」とはあまり言わず、「カスが揃った」と言いう方が自然です。 通常、この「揃い」に付けられる得点を基準得点値(最小得点値)とし、「役」の得点値が決められます。 本ゲームでは、基準得点値は10点にしています。 「上乗せ」 「役」や「揃い」に同じ種類の札(種札、短冊札、カス札)が1枚追加されることです。 1枚追加せされる毎に基準値(「揃い」と同じ得点)が入ります。 |
1.役
2.揃い
3.上乗せ
4.本ゲームの役の採用/非採用について 花札は、トランプのゲーム以上にローカルルールが多くあり、どのルールが正しいということは言えません。 本ゲームでは、作者が昔に実際に遊んでいたルールを基本に、一番ゲームバランスが良いと思われるルールを採用しています。 以下にローカルルールで異なっていると思われる「役」の扱いとその理由を記載します。 「雨四光」 −−− 雨四光は、「役」に入れてあります。 「こいこい」には「雨四光」は必要と思っています。(ちなみに「雨四光」がないのは「ばかっ花(花合わせ)」です。) 「雨四光」は「四光」より点数を低くして「役」として認めるのが一番一般的と思っています。 世の中には、雨四光を「役」入れない場合や、「三光」が出来た後の「雨四光」のみ認め、 「雨三光(役ではありません)」からの「雨四光」は認めないというルールもあるみたいです。 「月見酒」と「花見酒」 −−− 「月見酒」と「花見酒」は、「役」に入れていません。 「月見酒」と「花見酒」は、「こいこい」の役ではないと思っています。 ちなみに、「月見酒」は「薄(ぼうず)の光札」と「菊の杯札」の2枚、「花見酒」は「桜の光札」と「菊の杯札」の2枚です。 「月見酒」と「花見酒」は2枚で成立する「役」であり、偶然性が高くこいこい本来の戦略性がなくなってしまうと思います。 また、こいこいの役は、「上乗せ」の考えがある以上、各種類(光札、種札、短冊札)毎の役が前提と思っています。 さらに、こいこいには、「杯札」は種札にも「カス札」にもなる「化け札(おばけ)」という扱いであり、「月見酒」や「花見酒」が入ると 「杯札」の特殊機能が重複し、「杯札」が「光札」以上の価値になってしまい、「杯札」の重要性は大きくなりすぎ、ゲームバランスがかなり悪くなってしまうと思っています。 「猪鹿蝶」 −−− 「猪鹿蝶」は、入れました。 昔遊んでいた時は、「役」に入れている時と入れていない時があったと思います。 「猪鹿蝶」は、「光札」、「赤短」、「青短」と違って明確に絵柄が分類されている訳ではないので、本来は役でなかったのではないかと言う気もしています。 「種札」に「役」が無かったので、後から「役」に追加されたのではないかと感じています。 しかし、かなり認知されている役ですし、「種札」にも「役」があった方が面白いので「役」に入れてあります。 |