きちがいお茶会 | チェシャ猫の謎 | イモムシの忠告

 
身長が小さくなっているときに出会ってしまった小犬から、ようやく逃げ出してきたアリス。 彼女がまずすべきことは自分の本来の大きさに戻ることでした。 なにしろ不思議の国へきてからというもの、幾度となく伸びちぢみする身長にうんざりしていたのです。 こまって森をさまよっていると、きのこの上でキセルをふかしているイモムシを発見。 さっそく話しかけてみたものの、これがとんでもないクセモノでした! なにしろ短気で怒りっぽい上に口をきけばいちいち反対するひねくれもの。 それでも最後に自分の座っているきのこをかじって大きくしたり小さくしたりする方法を教えてくれます。
イモムシ 「おまえはだれだ?」
アリス 「わたし、今のところよくわからなくて。。 今朝目がさめたときに誰だったかということは分かるんですが それから何回も何回も変わってしまったもので。。」 
イモムシ 「いったいどういうことだ! よくわかるように説明せんか!」
アリス 「自分でも説明できないんです わたし わたしでないものですから 1日にあんなに何回も大きくなったり小さくなったりしたらわけがわからなくなっちゃうわ あなただってそのうちサナギになって蝶になるときはきっとなにか変だなと思うでしょう?」
イモムシ 「そんなことはないね」
アリス 「あなたはならなくてもわたしだったらなるわ」
イモムシ 「わたしだったら だって? じゃあおまえはだれなんだ!」
これで話しは振り出しへ戻ってしました。 それでもアリスは辛抱強くイモムシの相手を続け、ようやく最後に身長を変える方法を聞き出すことに成功します。
水ギセルについて
 上のイモムシのシーンのイラストに注目! イモムシが曲がりくねったホースのようなものをくわえて、なにやら口から煙を噴出していますね。 ホースはつぼのようなものに直結しています。
 これは水ギセルといって、17世紀はじめにペルシャで発明され、アジア各国にひろまった喫煙器具で、煙を水にくぐらせることによって煙の温度を下げるのと、中に含まれているニコチンを吸収させて味をマイルドにする効果があります。
 たかだか喫煙にこのような大げさな装置で優雅に煙をぷかぷかふかすのも粋なことかもしれませんね。 ただ残念ながら今日水ギセルは博物館にでも行かなければお目にかかれないものになっています。
 たしかにその器具は見事な細工が施されているものも多く、美術、骨董品としての価値は高そうです。(清国 西太后が使った水ギセルがどこかの博物館(故宮博物院?)に収蔵されているようです。

 



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